07/11の日記
22:02
黒バス:きっかけ記念日(黄黒)
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男なら、友人と猥談なんてしたことぐらいあるだろう?
親に自慰なんて聞けないし、PCなんてあんまり使わないと、情報も入ってこないから、そういうのの仕方って友人や先輩から聞くもんでしょ?
ちなみに、黒子っちにそういうのの仕方を教えたのは、誰でもない友人の黄瀬涼太、つまり、オレっス。
【きっかけ記念日】
「え…それ本気で言ってる…!?」
「ちょ、黄瀬くん声大きいです!」
「おい、どうしたテツ?」
「なんでもないです。」
中学生男子たるもの、猥談はよくあることで。それがたまたま帝光バスケ部、後に「キセキの世代」と呼ばれるメンバーで行われただけのことだった。本当にそれだけで終わるはずだった。
しかしこう…オカズの話になって、そこから初自慰はいつか、みたいな話題になった。
で、休憩が終わったので途中で切り上げて、部活に精を出す。
そして部活が終わったあと、黒子っちがこっそりオレに聞いてきた質問にオレは耳を疑った。
「あの…さっきの、じいってなんですか?」
そして冒頭のオレの台詞に戻る。
どうりで黒子っち殆どってか全然喋らないわけだ。どんな話なのかを理解していなかったのだ。流れtして猥談であるという事は理解できていたらしく、しかしおそらく卑猥な単語たるその意味を知らないというのが恥ずかしかったらしい。
そこでオレに質問してきた、という訳である。
「んー…どう説明すればいいっスかねぇ…こう、ごしごしするというか…右手とお友達、みたいな…」
「すみません、抽象的でよく分からないんですけど…」
「うー……、!」
口で説明するのが恥ずかしかったし、ちょっと難しかった。
だから思いついた。
「なら、オレが教えてあげるっスから、今日今からウチ来ないっスか?」
「…じゃぁ、行きます。」
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「なんてこともあったっスねぇ…」
「もう、黒歴史なんで…本当に勘弁してください。」
「なんでっスか!オレきっと黒子っちに自慰教えてなかったら黒子っちへの恋心自覚せずに封印してたっスよ?」
「…まぁ、不本意ながらも、あの日がお互いを意識し始めた日ですよね。」
「ただの友達同士のマスの掻き合いだったはずなんスけどね。」
黄瀬の部屋のベットの上。扇風機だけの蒸し暑い夜の7時。
常にひんやりとしていることを売りにしているマットの上で二人ごろごろと転がっている。口にするのは、丁度3年前の話。
まだ、二人がただの友達だった頃の話。
「ってことは今日ってもしかして記念日ってやつっスかね。」
「何のですか?」
「お互いを意識しはじめた記念日。」
「女子みたいですね。」
「付き合った記念日はあと一ヶ月ほど先っスからねぇ。」
「そうなんですか??」
「え、覚えて無いんスか!!?ひどいよ黒子っち!!」
「…っふふ、冗談ですよ。8月15日。覚えてますよ。」
ひんやりとしたマットの上。横へと顔を倒せば、恋人の悪戯が成功した子供のような微笑。
「~~~っ、ああ!!もう黒子っち大好き!!愛してる!!!」
「い、いきなり叫ばないでくださいよ恥ずかしい…っ!」
暑い盛夏の夜。
ひんやりとしているはずのマットの冷たさが消える。
二人分の体温が重なって、広がる無言と息遣い。
「…っ、黄瀬く、ながい…くるしいです。」
「大好きっスよ、黒子っち。」
「知ってます。」
暑い夏の夜。
ただ笑顔で抱きしめあう、幸せな時間。
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黄黒の日!!!!
ってことでラブラブ黄黒!
あまりにラブラブなので性的な部分はカットしました。
黄黒おめでとうううううううううううううう末永く爆発しろ!!!
とりあえず年に一度の黄黒の日なのにジャンプの青峰に押されそうな黄瀬に心からのお祝いをエールを!
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