選択ノベル

□赤頭巾ちゃん決定戦!!



【恭弥の所への地図】




正直、逃げたいが、誰かの所へは必ず行かなくてはいけないのだ…

(こうなれば誰だって一緒だよな〜)

そう思ってしまえば、もう諦め半分、個人的好み(顔的な意味で)半分で恭弥の地図を手に取った。







*****



「…遅い!!」

「ごめんなさい!!!」


オレの少ない頭で必死に地図と格闘し、目印の少ない森の中を必死に進んで、ようやく恭弥の所に付いたときには既に昼過ぎ。

「本当にごめんなさい!朝には家を出たんですけど地図苦手でなかなか読めなくていろいろ彷徨ってて迷子になったりしてました!!」

必死な言い訳をしているときも恭弥の眉間の皺は取れない。いや、寧ろ深くなってる…??

「本当にごめんなさい!お詫びに何でもしますから怒らないでください…!!」



「…そうじゃないよ。」

「ふえ?」

今にも土下座に入ろうというオレに近づいて、そっと、優しく抱きしめた。


「ただ僕が勝手に心配しただけだから。自信はあっても正直不安だった。…もしかしたら綱吉は僕を選んでくれないかも…って…」

そういう恭弥は少し赤くって、でも酷く安心したような…

昨日はただかっこいいイメージしか無かったが、それとは逆に、なんだか可愛くて、おかしかった。



「ふふふ…」


「??何がおかしいの??」

耐え切れずについ笑ってしまうと、恭弥はムスッとした顔をした。
でもやっぱり頬は赤い。照れてるんだ。

「いや、恭弥って実は可愛いんだな〜って///」

抱きついたまま恭弥を見上げて言う。
身長差がちょうど頭一つ分か位なので、見上げると直ぐ近くに恭弥の綺麗な顔。


オレはつい見とれてしまった。
  1. そのままキスしちゃう
  2. 恥ずかしくなって離れる


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