選択ノベル

□赤頭巾ちゃん決定戦!!




何れを取っても一緒なら、地図を見る限り一番近い場所にいる骸の所に行くのが妥当だろう……と思って、骸の所への地図を握りしめ(溜め息混じりに)歩き始めた。





******





ガサガサと伸びに伸びた雑草をかき分けながらただ黙々と進む。


………おかしい……



地図を見る限りもう着いてもいい、てか普通に着いてるほど歩いた。
なのに目の前に広がるは永遠に続きそうな雑草の山……


「あれ〜〜?全然着かない……なんで〜〜!!??」


かれこれ何時間も歩いたから足も疲れたし、道悪いからさらに体力使うし、先が見えないから最早自分は進んでなんていないのでは…?などと自分自身に疑心暗鬼になりそうだった。



ガサガサ!!


「!!??」



背後から何か音がした……



そっと見てみると、そこにいたのは野良犬だった。


「ワン、ヴぅぅ………!」

「ひぃぃぃ!」


実は綱吉は犬が大の苦手だった。
小さな頃犬に追いかけ回されボロボロに泣きながら母の元へ帰ったのがトラウマになってしまっているのだ。



(こ、恐い!!)


「く、く、来るなぁぁぁぁぁ!!!」


ビュン!と疲れていたのが嘘のように全速力で走って逃げた。






そして、半泣きになりながら走り続け、肺と心臓が限界を訴えかけた時、


「綱吉君!!」


急に開けた場所に出て、そこには笑顔で自分を呼ぶ骸がいた。
  1. 骸に抱きつく
  2. 安心して腰が抜けた


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