お題

□ピンチで10のお題
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―俺の名前は優。優しい、と書いて"すぐる"だ。今年で大学二年になった。




「優、品出しろーっ」




「うっす!」




そして現在コンビニのアルバイトをしている。青緑白のストライプ。勿論、白の割合が大きいぞ




なんてぐだぐだする訳にもいかずよっこらせ、と段ボールを持ち上げる。突如素晴らしい程の戦慄が俺の背を駆け巡る。う゛っ…腰にきたっ




「すぐる先輩何してるんですか」




持ち上げたまま固まる俺の背後から後輩の声。




「…こしが、痛い」




「俺という者がいながら、浮気ですか」




「うああぁヤメロー!」





事もあろうか俺の腰をトン、と叩きグリグリ握り拳を当てやがった…!奴の表情は見えないが恐らく素晴らしい程の悪笑いをしているのだろう、ド畜生!




そしてその身振り同様にツンツンとした態度の後輩の名は須藤辰也。




サラッサラの髪にスラッとした長身を惜しげもなく晒し世の中の女性を魅了するフェロモンを垂れ流している。




「ああっ、あの方に見つめられただけで孕みそうだわ…//

…とか言われてみてーよ!これだからいいよな美形は!」




「先輩、声煩いですって」




「これが黙っていられるか!!…で、お前は何しに来たんだ?」




「店長が品出し終わったらその段ボール外に棄てて下さい、って言ってました」




「ん、了解。それだけか?なら持ち場に戻れ」




しっしと手を振ると妙な手付きで腰を撫で上げる後輩の大きい手。




「のわ、っ!な、なにすんだよ…」




「なんか先輩の今の格好、良いですね…俺に尻を突出してるみたいで…」




「変態!」




「それにドが付きます」




「うるせぇ!」




いつかぎゃふんと言わせてやるちくしょーめ!





















 
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