Novels(with G)
□微笑み
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その後彼女はアキラの元へ旅立ち、そして２人は結婚した。
招待された結婚式では、幸せそうな表情の彼女が隣のアキラに優しく微笑んでいた。その微笑みが僕に向けられることは…ない。なんだか少し泣けてきた。周りの人は僕が式に感動して泣いているのだと思ったようだったけれど。メチャメチャ明るいウエディングソングを２人に贈ってやった。…彼女が、泣いてた。
今、僕は思う。
彼女が傍にいた時よりも、アキラと２人で海の向こうにいる今の方が、全然苦しくはない…。
☆fin☆