オリジナル長編小説
□十四章
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リュウ「すみませ〜ん
何話してるんですか??」
おじさん「ん??
見かけない顔だな…」
俺が尋ねると人だかりの中央にいたおじさんが質問して来た
俺はまずおじさんの質問に答える事にした
リュウ「俺達旅してるんです
俺はリュウであっちにいるのが一緒に旅してるエイナです」
おじさん「そうか…なら早くここらを立ち去った方がいい」
おじさんがそう言うと離れた位置にいたエイナが近付いて来た
エイナ「どういう事ですか??」
エイナがそう尋ねるとみな静まり返ってしまった…
だがしばらくするとさっきのおじさんが喋り出した
おじさん「実は…
最近ウ゛ァンガードの連中がマナの守護塔に隠れてるようなんだ」
リュウ「え!!? ウ゛ァンガードが!!?」
おじさん「そうだ…だからあんたらは…」
おじさんは俺の疑問に頷いた
その後何か言おうとしていたが俺はそれを聞かずにエイナに話しかけた
リュウ「エイナ!! マナの守護塔って場所分かるか??」
エイナ「ええ!!
乗り込むんでしょ??」
リュウ「もちろん!!」
おじさん「ち、ちょっと待て!!
あんたらまさかマナの守護塔に行くつもりじゃないだろうな!!?」
リュウ「行くつもりですけど??」
おじさん「駄目だ!!!
危険過ぎる!!」
エイナ「でもあなた方もマナの守護塔にウ゛ァンガードがいつまでも居座ってたら困りません??」
リュウ「そうだ!! だから俺達で退治してやるよ!!」
おじさん「駄目と言ったら駄目だ!!
それにウ゛ァンガード退治は俺の息子が…」
エイナ「え!!? 息子さん1人でですか!!?」
おじさん「いや…友達と2人で…」
エイナ「どっちにしても危険だわ!!
リュウ!! 行きましょう!!」
リュウ「おう!!!」
おじさん「待て!!!」
後ろでおじさんが叫んでいたが俺達は構わず走り出した
マナの守護塔を目指して