オリジナル長編小説

□九章
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〔イセリア〕


俺達はイセリアという村に来ている
ここはロイドとコレットの故郷らしい

2人は村長さんに事情を説明しに行っている

そして俺はというと今だに俺と同じ顔をしたゼインという奴の事を考えていた…

アイツは双子なのだろうか??
だが双子と言ってもあれは似過ぎだ…


エイナ「リュウ…」


あれではまるでクローンだ…


エイナ「リュウ!!!」


エイナは先程からずっと俺に声をかけていたようだ
俺は今やっとそれに気付き視線をエイナに向けた


エイナ「リュウ…そんなに暗い顔しないで…」

リュウ「そんなの無理だよ…」

エイナ「やっぱりゼインとかいう奴の事気になるの??」

リュウ「あたり前だろ…」

エイナ「そう…そうだよね…
でもリュウはリュウなんだから…」

リュウ「俺がどうかなんて関係ねーんだよ!!!
知りたいのは奴の正体だ!!!」


俺は大声で叫んだ
周りの人達の視線が集まる


エイナ「リュウ(焦
ちょっと落ち着いて!!」

リュウ「あ………ごめん…」


俺とエイナは黙り込む


気まずい空気が流れる…
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