いつか

□第○話
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麗らかな日差しが降り注ぐ閑静な住宅街。

その中を学校帰りであるのか赤いランドセルを背負い髪を高く一つに結んだ少女が鼻歌交じりに歩いている。

その身長やランドセルの使い込まれ具合から、五・六年生と思われるであろう少女の歌っている歌は何故か「ぼくド○えもん」

しかも終盤。そしてまた最初へ。

どうやら何度も歌っているようだ。

あの歌詞ってなかなかすごいとおもう。

それはともかく少女はふと足を止めた。

その目の前には一つの立て看板。



少女はその看板をまじまじと見つめ、




その内容を理解するよりも早く、




足下の奈落へと吸い込まれていった。
 

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