山田花子ものがたり
□2-1
2ページ/3ページ
そして今、花子の前には立派なシマフクロウが一羽。
「これ、本当に?」
「ええ、あなたは本当に素敵な子ね。本当の娘にしたいくらい。でも、それは無理だから代わりにプレゼント」
そう言ってくれたのはスージーのお母さん、ルーシーさん。
進学祝にとフクロウを贈ってくれました。
「ありがとうございます。(ホグワーツにいる間は)大切にします」
なぜなら、山田家には動物をペットとして飼う余裕など存在しないから。
しかし、ルーシーさんは心の注釈に気がつかずこんなに喜んでもらえるなんてと感激している。
まあとりあえずあと五年の命を保証されたフクロウ(名無し)に幸あれ。