いつか
□第二話
2ページ/3ページ
もう一つの能力はまあドラ○もんの道具を作り出す能力とでも言えばいいのか。
とりあえず使ってみることにする。
「今晩寝る場所がほしいです」
とすんっと軽い落下音がして見てみるとそこには本当にテニスボールぐらいの大きさの物体があった。
分かった人がいたら嬉しいが映画で何回か登場している便利な宿泊施設「キャンピングカプセル」だ。
地面に突き刺すと見る見るうちに大きくなっていきカプセル型のテントが完成した。
出しっぱなしだったパソコンの電源をいったん落としバッテリーと一緒にナップザックにしまう。
そして、ちょっと自分でも浮かれてるなと思ってしまうような足取りで中へと入っていく。
だっていくら具現かされたものだからってドラ○もんの道具だよ。
嬉しいものは普通に嬉しいんだ。
柱に付いているボタンを押す。
現れたエレベーターに乗り込む再び扉が開いた時には目の前にホテル顔負けの立派な空間が。