とりかえばや

□No.6
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ピーンポーンとごくごく一般的な呼び鈴を鳴らす。
ガチャリと音を立てて開かれたドアの向こうにいたツナは顔中に驚愕の表情を貼り付けていた。

「今、みんなで宿題してるんだろ? リボーンにさっき呼ばれたんだ」

とりあえずここに来た理由を簡単に説明し、あがってもいいかと目で尋ねる。


家の前でどうしようかと思案に暮れていたときにカブトムシが手紙を落としていったときは盛大に驚いた。
その手紙にはツナの家までの詳しい道のりが記されていた。
タイミングがよすぎるその手紙に思わず周囲を見渡してしまったが、当然のごとく誰もいなかった。
まあ、そのおかげでツナの家にたどり着けたし、よしとする。



「おじゃましまーす」
「な、てめー! 何でここに!!」

早速いきり立つ獄寺。
まあまあ、茶でも飲んで落ち着け。

「むしろ、委員長のほうが馴染みすぎだと思うんだけど」

あれ、オレの記憶にないだけでひょっとしてここに来たことがあったりする?
混乱するツナを尻目にカバンから宿題を取り出す。

「あ、俺今委員長じゃないし。名前で呼べ」
「なんか最近リボーンに似てきていない?」
「元からだ。質問あったら受け付けるからな」

そう言って漢字帳のページを埋める。
人がいるときにしないと絶対途中で放り出してしまう宿題だよな。
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