ココロの病気

□虚偽性障害
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●病気を装う

病気を装うにも、いろいろな種類があります。
■仮病
学校へ行きたくないときの口実として、お腹が痛いなど、ちょっとした嘘をつくことで、嫌なことを回避しようとする場合です。これは、嘘ではあっても精神的に病的なものではありません。
■詐病
経済的な利益を得るため、たとえば生活保護を受けるためとか、保険金をだまし取るためとかいうケースがあります。あるいは、警察から逃げるためとか、裁判で心神喪失状態にしてもらうために、病気を装うケースもあります。こういった、本人にとって実利的な目的のために病気になるケースは詐病として扱い、虚偽性障害とは区別されます。
■虚偽性障害
世話をしてもらいたいという精神的な欲求から嘘をついたり、あるいは自分を傷付けたりして症状をねつ造して病気を装うことを言います。中でも重症なケースを、ミュンヒハウゼン症候群と呼ぶこともあります。特徴としては、奇想天外な経歴をまことしやかに語り、入院するためにわざと症状を作りだし、バレるとすぐに逃げ出し、病院を次々と渡り歩いたりします。
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