ゾロサンメイン小説

□Black
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「だぁっ!!いい加減にしろ!!このエロコック!!」


「うるせぇクソマリモ!!ナミさんへの愛の語らいを邪魔すんじゃねぇっ!!」


顔を合わせればいつもケンカ。


内容は大抵くだらない事ばかりで、既に日常化したこのケンカにクルーは口出しもしない始末だ。


「ははっ☆またゾロとサンジがケンカしてんなぁ♪」


船長に至っては笑ってスルーν


「毎日毎日飽きねぇよなぁν」


「あの二人本当に仲いいんだな♪」


「違うだろνそんなに嫌なら無視すりゃいいのになν」


少し離れた場所からウソップとルフィの会話を聞いて、ゾロとサンジは一瞬気まずそうにしてからフンッと顔を背けた。


(無視出来るならしてるっつ〜の!!けどあの緑頭がイチイチ視界に入ってくんだよっ!!)


(あの歯の浮くようなセリフを吐きやがるエロコックを野放しにしてたら、こっちの頭がおかしくなっちまう!!)


いつもいつも同じ事の繰り返し。


甘言を謳うサンジに苛々して、トレーニングに没頭して時間を忘れてしまうゾロに苛々して…


勿論それだけじゃない、相手の些細な行動が一々苛ついてしまう。



けれど、冷静になるとなんであんなに苛立っていたのかが分からない。


((けど…気になっちまうんだよな…))











((何でだろ…))














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