仄かな光
□コンビニ
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俺はヨハン・アンデルセン。普段は高校生だが今はコンビニの店員だ。
「・・っと、そろそろか・・?」
バイト中、このコンビニは時々俺1人きりになるときがある。
そして、そんなときを狙いすましたかのようにアイツはやってくる。
軽やかな音楽とともに開く自動ドア。
「いらっしゃいませー。」
「おー、来たぜー。」
俺は、見せ付けるように大きなため息をひとつ。
今日も来た、売り上げに一切貢献しないお客様。
「来るころだと思ってたぜ。」
俺の幼なじみ、遊城十代。