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□Let's study English.
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その後、ガチャ、と音と共に真田が入ってくる。
その後ろには、千石の姿も。
「どうした。皆そろって。さっさと練習に・・・」
そこで、真田の声も途切れ、代わりにラケットの落ちた音が部室に響く。
「あ、もう、そんな時間なんスか?あ、千石さん!俺、英語頑張ってますよ。だから、絶対あの約束守ってくださいねっ」
「うん、分かってるよ」
「じゃあ、部活行って来るッス」
そういうと、切原はダッシュで部室を飛び出す。
真田は呆けている。
仁王に背中を軽く叩かれ、やっと我に返る。
そこで、柳が前に出て、千石に挨拶をする。
「いやあ、助かったよ」
「ううん。別にあれくらい、どうってことないよ」
「そうか」
それを興味深そうに見る面々。
「どういうことだ?」
真田の言葉に千石が返した。
それは、今から3日前。