BOOK6
□min
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いのちゃんは、プライドが高い。
だけど、あたしの事が好きだから、本気で拒否出来ない。
だから、すごく苛め甲斐があって好きだ。
現に今だって、抗議するような反抗の色を瞳に映し出しながら、快感に絆された色も見せている。
一糸纏わぬ姿、つまり全裸で、仰向けのまま脚を開いて思いっきり直視されながら好き勝手に弄られる。
こんな屈辱はそうそうないと思う。
「ね、こんだけ脚開いて、前も後ろも全部見られて、恥ずかしくないの?」
そう言って、いのちゃんのナカに埋め込んだ指を出し入れすると、いのちゃんははふはふと荒く呼吸をしながら、声を我慢するために自分の指を噛んだ。
「う、るさ、…、お前が、…っ、こう、しろっ、て、」
「嫌なら、抵抗すればいいのに。」
ふ、と笑っていのちゃんの髪を撫でると、いのちゃんはバツが悪そうに目を逸らして唇を噛んだ。
「……ムカつく…、」
そんな事言って睨んできても、ちょっとこっちが手を動かせば快感に顔を歪める癖に。
「ほら、もっと脚開いて。できるでしょ?」
そう言って、いのちゃんのサラサラの黒髪を撫でれば、切なげな恋情の籠った瞳があたしを見上げる。
「…おまえって、ほんと、ずるい…」
そう呟くと同時に、更に開かれる脚。白い内腿がふるふると震えて、恥ずかしそうに顔を強張らせたいのちゃんの頬っぺたは真っ赤っかで。
そっとその頬っぺたに唇を落とすと、いのちゃんはひくりと喉を震わせて切なげに眉尻を下げた。
「…何なんだよ、もう…」
「そんな表情でいくら悪態ついたって意味ないからね?」
「ぅあ、っ…」
ぎゅう、と前立腺を押しつぶせば、いのちゃんは自分の指を噛んでぶるぶる震える。
放置したままのいのちゃん自身が、触ってないのにひくひくと揺れた。
「ちょっと、指締め付け過ぎ…。」
「ぅ、うっ、ん、っ、やぅ…っ、やらぁ、っ…ソコ、ソコ、っ…」
指を噛む事すらできなくなるくらいに快感に打ち震えるいのちゃんの口の端からつぅ、と唾液が零れる。
ああ、可愛いなあ、浅ましいなあ。
だから、指は止めてあげない。
「、優姫、っ優姫、イ、ちゃう、っ…も、むり、」
うわ言のようにそう呟くいのちゃんの耳元に唇を這わして、
「イキたいなら、コッチ、自分で弄って?」
そう囁いて、ダラダラと我慢汁を溢しているいのちゃん自身の先端をぴん、と指で弾けば、いのちゃんは声にならない声を上げた。
そして、ソレを握ってぐちゃぐちゃと扱き出す。へー、普段ひとりでする時こんな風にしてるんだ。
当然、後ろを弱めてあげたりするつもりはないから、両方からの刺激で多分いのちゃんの理性は切れかかってる。
「あぁ、っあ、あ〜…っ、きもちいい、っきもちいいー…っ、イクっ…ぅ、ぐっ、」