BOOK7

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薄暗い部屋に、鈍くて渇いた音と、呻き声が響く。


ベッドの上に、全裸で四つん這いにさせた木くんと、その木くんの突き出されたお尻を平手で叩くあたし。

ぱちん、とあたしの掌が木くんのお尻を弾く度、木くんは髪を揺らして声をあげる。




「う、っ痛っ、」



「痛い?何言ってんの?」




触ってないのに、こんなにココ勃たせて。

そう言って後ろから木くんの腰に手を回して、木くん自身を握ると、掠れた声が聞こえた。




「ほら、ガチガチ。」



「あ、っ優姫ちゃ、ん、っ」




軽く根元からソコを擦り上げると、ヒクヒクと揺れる木くんの腰。ほんと、すっかり淫乱になっちゃったなあ。

すっかり力が入らなくなった木くんの上半身が崩れてベッドについた。

二週間のオナ禁指示をちゃんと守っていたらしく、木くんは前への刺激とお尻へのスパンキングに敏感に反応して、枕と腕に顔を埋めて呻く。




「ぅ、うぐ、っ…はあ、っは、」




木くん自身はもう先端からダラダラと涎を垂らしていて、あたしの手をベタベタに汚した。




「…ほら、コッチの続きは自分でやって?できるでしょ?」




そう言って、木くん自身から手を放すと、木くんは一瞬躊躇ったものの、すぐに片手を降ろして自分の内腿の間で主張するソレを握って動かしはじめた。


ぱちん、ぱちん、と叩きっぱなしの木くんのお尻は真っ赤っかで。その分敏感になっているらしく、叩く度に上がる声も小さい悲鳴のようなものに変わっていた。

それでも、甘ったるさを失われない声色に、加虐心は増幅する一方で。




「…ね、ココ、ひくひくしてるんだけど。」




さっきから、お尻を叩く度に物欲しそうに収縮する後孔に指先を這わせる。

すると、ソコはあたしの指を飲み込もうと更にヒクついた。

木くんの我慢汁で濡れた指先は、気を抜けばすんなり入ってしまいそうで。




「ぅ、あ…ごめ、っなさ、」



「どうしてほしいの?ねぇ。」




意地悪にそう囁いて、入口の周りを指でなぞると、木くんは内腿をびくびくと震わせて。




「…っ、あ、…指、ほし…っ、挿れて、くださ、…っ!きゃ、んっ、!」




言い終わる前に、指を一気に二本ねじ込むと、木くんは発情期の仔犬みたいな声を上げてベッドにぺたりと伏せた。

乱れた茶色い髪の間から、垂れた犬耳が見えた、気がした。




「…優姫ちゃ、っあ、うっ…」




ぱしん、とお尻を叩くと、甘ったるい呻き声と共にぎゅう、と閉まる内壁。

きゅうきゅうと締め付けるソコを拡げるように指を出し入れすると、木くんは唇からぼろぼろと声を零した。




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