バスケ部のきみ、

□三年の思い
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私は勉強はできない
それと運動もできない
それについでに加えれば
家庭科も音楽もできないから
多分何一つとして
得意なものがないんだ


もうここまで来たら
笑うしかない私は
期末テストの結果を見て
少し笑ってやった。



「そんなにいい成績だったのか?」

隣の席に座る彼はなんとも的外れな事を言い出した。

「小暮、私がそんないい成績を取ると思った?」

「だって今結果表見て笑ったろ」
「自分に呆れて笑うしかないだけだから」



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