Short story

□香水のキミ
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デスク前の3つのモニターには、それぞれ違う事件の資料が映し出されている。

この資料に目を通して、あの事件の書類を作って、それから…

ふと、手元にある資料だけでは足りない事に気付く。

誰かに頼むよりも自分で取りに行った方が早そうだ。

気分転換も兼ねて、ぼくは執務室を出た。



資料室のドアを開けると、独特の空気が広がる。

膨大な数の資料の影を、蛍光灯の明かりが無機質に浮き立たせている。

必要な資料を探し出し、資料室を出た。






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