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□キリ番1000 龍華凛様へ
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「シッカーマルッ!」
「…んだよ。そんなでけぇ声出さなくたって―――」
「お出かけしましょ」
*恋愛障害物*
「寒いんだけど…」
「この間まであんなに暑かったのにねー」
「帰んねぇ?」
「ずっと家の中にいたらチョウジみたいになっちゃうわよ」
「…チョウジに言っておいてやろうか?」
「嘘!嘘に決まってるじゃない!」
道には紅葉が落ちていて
風が少し冷たくて
あぁ、もう秋なんだな、って思う。
「あんたの行ったとおり、なんか寒いわね」
「だろ。だから帰んねぇ?」
「帰んないわよ!」
「だって寒いん――」
『シカマルか?』
突然声が聞こえた。
誰かと思って振り返ると、
「テマリさん…」
「…山中いの、だよな」
「はい…テマリさん、任務ですか?」
「まぁね。それより…」
「あっ、シカマル、ですよね?」
「ああ。悪いな」
「えと…じゃあ、私は向こう行ってるわね…。」
私は2人から少し離れたベンチに座って待つ事にした。
話の内容は聞こえないけどなんか、テマリさんが怒ってる。
テマリさんの前だと
いつも私が見てるシカマルとは、なんか違くて…
すごく苦しい…。