02/03の日記

01:23
アウトロー
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アウトローみてきました。
トムクルーズの。

カーチェイスは、全部スタント無しなんだってー。
ハードボイルドなんだってー
へえー
ってな感じで。

トムは元軍人。
ただ、退役後、彼に関する記録は抹消されていて、車の免許も保険番号も電話番号も、登録されるようなものは何も持たず、どこに住んでいるのやら、生きているのやら〜な存在。

穏やかな川沿いを歩く人を5人無差別に射殺する事件が起こる。
その容疑者として逮捕された男が、黙秘。トムに連絡しろとしか言わない。
でも、トムはどうやって連絡したらいいかわからない伝説みたいな存在。警察も困っていたら、トムの方からひょっこりその容疑者に会いにきます。
友人かと問われれば違うと答えるトム。
その容疑者についた女性弁護士とトムは、容疑者の犯行の矛盾から、真犯人を探しはじめます。

容疑者とトムの関係は、容疑者もかつてはトムと同じ軍人であり、射撃手。訓練のみで戦場で使われることのなかったその射撃の腕を試したくて、強姦魔を数人殺します。その事実は軍も関わっていた為に、罪は不問とされるんですが、トムは許さず、万が一また射撃の腕をそんなことに使うなら、世界のどこにいても、お前を殺すと忠告。
で。
今回の事件をテレビのニュースで見たトムは、約束通り容疑者の男を殺しにきたのでした。

でも、なんかおかしい。
容疑者が犯した犯罪にしては、仕事が甘い。証拠の残し方やら不自然。でもって容疑者は、護送中に他の収容者にボコられて意識不明ときた。
気になる事は放っておかないのが、ハードボイルド。
勝手気ままに調査をはじめます。

・余計な事はいわない。必要なこともあまりいわないハードボイルド。
・先読みができるから、マジシャンみたいに、直前に紙に書いてヒントを寄越してくるハードボイルド。
・服は一枚しかなくて、女性の前でガシガシ服を洗って、半裸でいるハードボイルド。
・お色気シーンは必要ないハードボイルド。
・戦う時に武器がいらないハードボイルド。
・ちょっと話しただけで、戦場に武器持って駆けつけてくれる絆ができるハードボイルド。
・戦う時に急に雨が降るハードボイルド。
・どんなに武器があっても、拳で決めたいハードボイルド。
・その意図を正しく理解して男らしく拳で応えるハードボイルドな敵。
・どうやったかわからないけど、人質の後ろに完全に隠れた敵だけを、銃で撃ち抜くハードボイルド。その場面が音だけで処理されているハードボイルド。
・真実を知る真犯人たちを、何も聞かずにガンガン殺していくハードボイルド。
・真犯人の親玉は、なんかムカついたから的な理由で殺したとしか思えないハードボイルド。

・女弁護士が、「あなたと今後連絡取るにはどうしたら?」「オレは君に用がない」なハードボイルド。


って、ハードボイルドって何だ。

結局、真犯人の目的とか、真犯人の人柄?が、薄くって、面白く無かった訳ではないんですが、未消化な感じが残りました。

総括。
トムは雨に打たれない方が良かった。

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