02/07の日記

21:19
タイピスト
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タイピストみてきました!

去年ですが。

フランス映画だった!
おしゃれで、キュートでラブロマンス(*´艸`*)

無理やり兄弟に置き換えますよ。

リゼンブールで雑貨店を営むホーエンハイムのお店に、年頃の兄さんがいます。リゼンブールは本当に田舎だから、お店はこじんまりとしていながらも、食料品から生活用品からいろいろ取り扱いあり。その中に、タイプライターがありました。発注間違いなのか、店主の気まぐれか、店頭で飾られているだけのものを、兄さんは夜な夜なこっそり持ち出してそれで遊んでました。
そうしているうちに、年頃ですから、兄さんにも縁談の話が。親が勝手に決めた結婚など嫌だ、都会で仕事がしたいんだと、反対を押し切り、家を飛び出しました。
さほど大きくはない保険会社の求人に申し込みますが、ライバル多し。田舎者丸出しの兄さんは、面接で歯牙にもかけられません。しかし、ここで面接を落とされてしまったら、兄さんは結婚させられてしまいます。その場でタイプライターを使い、入力の正確さ、タイプの早さを見せつけました。見事合格!まずは一週間、兄さんはその保険屋で働くことができました。
雇い主は、アルフォンスといいます。年はエドワードと近いようです。

兄さんは一生懸命仕事を覚えます。しかし、得意なのはタイプだけ。他の仕事は何ひとつ満足にできません。動けば動くほど仕事を増やしてしまう、いわゆるドジっ子ちゃんでした。
流石に、アルフォンスから、クビを言い渡されます。しかし、条件があり、兄さんがタイピストの大会で優勝できたら、クビは撤回されるということでした。

ところが、絶対の自信で臨んだ試合に負けてしまいます。
親友のハボックと賭けをしていたアルフォンスは意地になり、兄さんのタイピスト大会優勝に向けた特訓が始まるのでした。

アルフォンスが意地になったのは、賭けに負けたからだけではありません。ハボックは、アルフォンスのかつての許嫁の夫。奪われた訳ではありません。自分がまごついている間に、そうなっただけ。仲睦まじい二人を見て後悔の毎日です。

で、アルフォンスは兄さんを自分の屋敷に住まわせて特訓を始めるんですが、親友の妻となった幼馴染に、想いを残しつつも、どんどん兄さんに惹かれていきます。
兄さんも、物言いが不器用で生き方も不器用なアルフォンスに惹かれていきます。

大会が始まり、兄さんはアルフォンスの特訓の成果が表れて、どんどんと勝ち進みます。地区大会を楽々と勝ち進み、イーストシティー大会へ。
その前日、思い切って、兄さんはアルフォンスを誘いました。
拒むアルフォンス。兄さんも、言い出した以上引けません。

「田舎者だけどよ、オレ、別に、初めてじゃねえぞ。今の時代、そういうの流行らないだろ?」

そんなお誘いに耐えられるわけも無く、アルフォンス陥落。
とうとう、試合も控えた前夜に、兄さんを抱くのでした。

身も心も満たされた兄さんは、優勝。
しかし、この大会で優勝することにより、兄さんは世間から大注目を受けます。すっかり有名人です。
そのまばゆい姿を近づけず見守るアルフォンスに、タイプライターの会社の御曹司であるマスタングが、そっと耳打ちをしました。

「君に、これからのエドワードを支える力があるのかね?『保険屋』」

そう。自分はしがない保険屋。
輝きだしたエドワードには似合わない男。
アルフォンスは身を引くことにしました。幼馴染を諦めたように。

アルフォンスはいきなり別れを告げてエドワードの元を去ります。

エドワードはスターになります。
華やかな世界。
心にアルフォンスを、残したまま自堕落に時の流れに身を任せます。世界大会が迫っているというのに、ただ流される生活。
ある日、そんなエドワードの元に、古いタイプライターが届きます。ホーエンハイムからでした。

目が覚める思いでした。あれほど、セントラルへ出ることを反対していた父から。慢心を、改めよと言われているようでした。

世界大会。
優勝候補には記録で勝てていません。手に馴染まない、マスタングに渡された最新のタイプライターを使い試合に挑みます。
そこに、幼馴染みへの思いを絶ったアルフォンスが現れ、エドワードに改めて愛の告白。
古い使い慣れたタイプライターに取り替えて試合続行。
試合も優勝。

めでたしめでたし。

色合いとか、服とか、小物とか、かわいい映画で、楽しかったです。
驚きとかはないんですけど、なんかいい時代のラブロマンス。
エロスがとってつけたようにあるのも、またおフランスな映画。
そろそろDVDになってるかな。

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