小ネタ集
□ローゼンメイデン
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「……何だコレ」
朝、新聞を取りに外に出ると、
新聞と一緒に一枚の手紙が入っていた。
「何々。……貴方は134134人目に選ばれました。
巻きますか 巻きませんか
……中々凝った悪戯だな。取り合えず放置しておこう」
凄いなこの悪戯の主は。
たかが悪戯に随分と凝った細工をしたものだ。
いや、先ず思うのは
数字が13と4だけとか、喧嘩売ってるとしか思えないんだが。
そんなことを思いながら、家に入る。
朝食後、散々考えた結果、紙は悪戯だと決め、ビリっと二つに破り、燃えるゴミに捨てた。
と同時に電話が鳴った。
「…………」
タイミングが良すぎる事に、冷や汗が流れる。
実は何処かで行動を見ているのではと、つい疑心暗鬼に刈られてしまう。
まあ、そんなことよりも。先ず電話に出よう。
「はい」
「巻きますか、巻きまs」
つい、言葉を遮り電話を切ってしまった。
そしてまた、当たり前のように鳴る電話。
無言で電話に出る。
「巻きますか、巻きますよね」
「…………」
最後の選択肢が微妙に変化していた。