GUNDAM00

□重
1ページ/1ページ




アレルヤが マリー と言う人を連れて来て何日か経った今でも未だアレルヤ達を見かけると息が詰まる。

その場に居たくない、二人を見ていたくない。
その理由としては、アレルヤへ恋心があるからではない。マリーに嫉妬しているからではない。

あったならこんなにも二人を祝福してはいないだろうし。その気持ちには嘘や偽りは無い。
(それでも二人を見てると悲しくなる。矛盾している…)


「重ね合わせてんだろ、過去の兄さんと、お前と」


ニールじゃないロックオンに言われて初めて気付く。

ああそうだ、幸せだった4年前の私たちを思い出してるから悲しくなるのだと。
忘れかけてた思い出が蘇ってくる


「立ち直れそうだったんだけどなぁ…」


ニールと瓜二つのライルを見てもなんとも思わないのに、なんでだろうね


そう問い掛けると 知るか といってライルは私を抱き込むのだった。

隊服からは煙草の臭いがした。







[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ