08/07の日記

23:51
日本の超大作
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 15時くらいに仕事が一段落ついたので、気になっていた『シン・ゴジラ』を観てきました。
 夏休みだし、日曜日だし、大スクリーン狙いで豊洲だし、ひと多いかなと思ったけど想像したほどでもなかったので、ほσ(´∀`)

 ──で、『シン・ゴジラ』。日本、やりおる。そう思った。
 まずはキャストが豪華絢爛で、スクリーンの華やかさに気圧されます。

 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、大杉漣、國村隼、余貴美子、高良健吾、市川実日子、高橋一生、柄本明、平泉成、鶴見辰吾、手塚とおる、野間口徹、モロ師岡、古田新太、松尾スズキetc……
 
 モブに近いところまで有名どころを起用しているから、気合の入り方すごい。
 片桐はいり、ピエール瀧、小出恵介、斎藤工、前田敦子etc……どこに出てくるか探してみるのも一興やも(☆∀☆)ゝ

 そして、フルCGのゴジラが、とにかく大迫力です!
 最初に出てきたときは「え?」と思ったけど──というのも観ていただければご理解いただけるかと思いますが──まあ圧巻でした↑

 外皮、顔、口、背中にしっぽ。そして、全身や口から吐き出される、あれ。禍々しいやら毒々しいやら、勝てる気がしないよね。
 日本のグラフィック技術も、すごいことになってきた。

 おもしろいのは、カメラワーク。
 撮影にスマホを使ったという躍動感あふれるカットや、特徴的なアングルが随所にちりばめられていて不意を衝かれます(`OωO)

 あと、会話劇が秀逸!
 シーンによっては専門用語の羅列なんだけど、それでもサラッと見せているところは一日の長ありだし、早口のやり取りをこなす俳優勢には拍手です。あれはマネできないよ!Σd(>∀<)

 役職や場所を示すクレジットが多くて、視覚的に少々うるさいのは気になった。
 まあ、目まぐるしく状況が変わっていることを表現する手法としては有効ですが。

 それにしても、英語のセリフのシーンで日本語字幕も入ると目が忙しい……( ̄ω ̄;)
 これ、4Dで観たら大変なんじゃないかな(笑)

 自衛隊の全面協力によって実現した総攻撃のシーンは、日本の映画じゃなかなか見られない戦闘シーンとなっています。
 戦車、ヘリ、戦闘機、護衛艦……陸海空も総力を上げている↑

 いやあ……あんな事態に日本が陥らないことを祈るばかりですね(笑)

 さて。本作においてフルCGゴジラの動きを作るのには、モーションキャプチャ技術が使われています。
 つまり、ゴジラの動きは人間が表現しているわけなのですが──この大役をやっているのが野村萬斎というのも見逃せないポイントです(/>∀<)/

 ゴジラの動きの根底には、狂言の魂が潜んでいる。そう考えると、うまく言えないけど、ぞくっとします。
 強いこだわりをもっている、庵野さんの人となりが見えるような気がします(UωU)

 橘が劇場で邦画を観ることはオリンピックの開催頻度より少ないのですが、『シン・ゴジラ』は観たいと思ったし観て正解でした。
 威信を賭けて創ったのだろうモチベーションと誇りが、すっごい伝わってくる↑

 ああいうふうに創られた作品は幸せだろうなと思うし、そこまで大事にされるゴジラというやつも、邦画史上に残る偉大な存在ということなのでしょう(>ω<)

 個人的には派手な作品が好きなため、洋画に傾倒してしまうのですが、邦画もここまでやるようになったんだな(`∀´*)
 もっとも、そう頻繁には生み出されないだろうけど。

 とにかく力作、大作を観ました。観たあとは、タイトル『シン・ゴジラ』の「シン」の意味に、思いを巡らせたくなります(^ρ^)
 人間の愚かさと、ゴジラの哀しみにも。


   つばさ

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