小説

□君は僕を愛することになる
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君がまだ子供だった頃。
僕のことが好きだと言っていたね。

違うよ。
君は僕を通して他の男を愛していたんだ。

気付いていなかったね。
だからといって気付かせる気もなかった。

君のことを誰よりも、愛しているから。

でも今なら気付かせてあげてもいいかな。

君の愛している人は死んでしまった。

いいよね?
このぐらいのいじわるは。


君は僕を愛することになる

(ほら愛してよ。イーピン)

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