頂き物

□私の頭の中、貴方の声が響くから
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「おはよーございますっ愛しのマイダーリンツナさんっ!!」



「は、ハル…おはよう」



目の前には格好良くて優しくてパーフェクトなボンゴレ十代目こと沢田綱吉さんと、ツナさんバカな自称右腕アウトローさんの姿が。
そんなアウトローさんはハルを見た途端チッ、と舌打ち。ああ本当にムカつきます!




「めんどくせーな、毎回アホ女しやがって」


「アホ女はしてませんけどそこのニコチン中毒さん」

「一辺果たすぞスーパーアホ女…」




そして二人は睨み合うのです。
ツナさんはそんなハル達を見てまたかよ…と苦笑い。絶賛喧嘩中のハル達を宥める…そんないつもと変わらない普通の平日の朝、の筈でした。…そう、「筈」だったのです。


始まりは…いつから、だったでしょう?







「一回ぐらいにこやかに挨拶位してみたらどうなんですかっ」


「あ!?だったらてめーが先に挨拶しやがれ」

「いつもボソッと行ってますよ」
「聞こえねぇんだよ!!」




実はハル達、一回もちゃんと挨拶した事が無いんです。今日だってそう、ハル達はお互いに言いたい事をぶつけあって…
でもそれ、ハルが悪いって言うんですか!?冗談じゃありません、99.9%獄寺さんが悪いんです!
この時ハルは獄寺さんはハルの事が本当に嫌いなのだと確信し、もうハルが獄寺さんと繋がりを切らなければならないとくるっと振り返って、




「そんなにハルの事が嫌いなんですね、じゃあ一生獄寺さんには近づきませんさようならアウトローばーか」






嫌味ったらしくニッコリ笑って立ち去ろうとしました。

すると後ろから慌てた様な声が。もう遅いですよ獄寺さん、ハルはもう獄寺さんとは口を聞き……








「ま、待て、よ!!」











瞬間的に感じた、獄寺さんの暖かい手のぬくもり。


(心臓が止まりそうになりました)




…今ハル、手を握られてるんですか?あのアウトローな獄寺さん、に。

獄寺さんはあーうー言いながらももう一度ハルの手を強く握り締め、そして、








「お前の事っ、き…嫌いじゃ、……ねーよ」


「…はひ」



耳を真っ赤にさせてハルを睨み付ける獄寺さん。すみません、全っ然怖くありません。
だって嫌いじゃないって事はつまり、獄寺さんは、ハルの事が。





(気づいてしまったのです、貴方の気持ちに、自分の気持ちに)






「…っ十代目、先に行かせて貰います!」





そう告げて獄寺さんはハイパースピードで並盛中へとダッシュしていきました。



残ったのは、優しい目で獄寺さんの走っていった方向を見つめているツナさんとハートがヒートアップしているハル、そして…









いつまでも離れない、貴方の言葉。







(…ツナさん、ハルはどうすれば良いのでしょう)
(んー…とりあえず追っかけたら?)



ノンストップで貴方の元へと!


end


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