長編小説
□負けない思い
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[無人発電所2F] 2:14
・・・・・・・ズガガガガッ!!
???
「オラオラオラオラー!」
???
「もういいだろ、押さえてくれ」
「ガハハハハッ!サンダーってのも一匹じゃたいしたことないッスね、先生!」
ガタイのいい男が中肉中背の男に話しかける。
???
「なに言ってるんだよ、俺が奴の注意を引いてたからだろ」
その横から少し平均より低めの身長の青年が言う。
「二人共強くなったな、先生はうれしいよ」
涙を拭くしぐさをする先生と呼ばれる中肉中背。
「じゃあさっさと片付けて帰りましょうよ、俺ここ空気が悪くて気分悪い」
鼻をつまみながら青年は言った。
「そうだな…目的もこれで三分の一が終わる。後少しで………」
プルルルル・プルルルル・ピッ。
「私だ、…あぁわかった、今行く」
「あれッスか、エンジュの計画の電話ッスか?」
「そうだ、準備ができたらしい。私はエンジュに行く、二人はホームに帰るといい」
「わかりました先生!ほらチビ帰るぞ!」
青年を無理矢理持ち上げる男。
「お前がでかいだけだろ!」
ゝゝゝゝゝゝゝゝゝゝゝゝ
誰にも気付かれず新しい驚異は着々と準備を進めていった。