ディノヒバ
□【イタリア料理店にきたディノヒバ】
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【イタリア料理店にきたディノヒバ】
「きょーや、何食べたい?」
「ラーメン食べたい」
「ここイタリア料理店なんだけどな」
「だってあなた、今僕が何食べたいかって聞いたから」
「聞いたけどさー……この店にラーメンがあると思うか?」
「脅してつくらせればいいよ」
「だめ」
「けち」
「もー、何でもいいからなんか頼め!」
「ラーメンください」
「こら恭弥!すみません今のスルーしてください」
「あいよー!ラーメン一丁!」
「狽ヲ!?なんで!?」
「ほらみろ何事も言ってみるもんだね、頂きます」
「おかしいなぁここイタリア料理店なんだけどなぁ…こらこら恭弥、ラーメンをフォークとスプーン使って食うのやめなさい」
「だってお箸ないんだもん」
「ラーメンあんのに箸ないのかよ」
「そんなことより、このラーメンかなりおいしいよ、ディーノ」
「まじで?」
「まじだよ、いる?」
「え?」
「ラーメンあげるって言ってるの」
「もらう!(きょーやと間接ちゅー!きょーやと間接ちゅー!)」
「はい、あーん」
「やばいきょーやが優しい!…ってあちちちち!」
「美味しい?」
「…やけどした」
「跳ね馬も落ちたものだね」
「お前跳ね馬をなんだと思ってるんだ」
「ディーノ」
「うんそう、俺跳ね馬ディーノ」
『お客様、ご注文は如何なさいますか?』
「あーやべ、俺なんも頼んでなかった」
「ばかだね、早く頼みなよ」
「なにしよっかなぁ」
「ラーメンがいいよ」
「へ?」
「美味しかった」
「狽ィ前もう食ったの!?」
「ワオ!」
「ごまかすな」
「別にごまかしてないよ。我ながら驚いただけだ」
「驚くな」
「いちいちうるさいよあなた!かみころすよ!」
「もうやだこの子」
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自由奔放なきょーやと保護者なディノさんでした(´∪`*)
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