詩4。。。

□名残惜しく
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仕方無い、と呟いて
歩む速さを変えた





さっきより、早く
何時もより、早く





此処から逃げ出す様に





だって此処には
もう用が無い





君が居ない此の街に
もう用が無い





仕方無くないよ
少なくとも、私は





今君は、
他の誰かと笑っているだろう





幸せに、成って下さい
なんて





口から出た嘘










君の幸せを願います
しかし不幸も願っています










歩む速さを変えて
此の街から出ました










名残惜しく振り返り
涙を流しました。
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