詩4。。。

□物語
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静寂を欲した者
其れは珍しい者よのぅ



お前なんか消えてしまえ
心を何時もかすめるのだ





愚者は叫ぶ

「正義等在る訳ないのだ!
お前達が
自分を正義と呼ぶのならば
私も
自分の事を正義と呼ぼう!」







相容れない2つの力
1人歩きする孤独論理



重なる事を知らない線は
此れから何処へ向かうのだろう?



其の狭間の者は
流されながら殺し合う



―――――――殺し合う事しか知らないのだ







聖者が叫ぶ
「そんなの只論理を並べただけ
お前は自分が可愛いのだ
私は自分自身を
正義と信じてお前を殺すのだ!!」




そんな線は未だに重なる事を知らない
嗚呼其の間に何万という人が



どちらが正義等
本当はどうでも良いのだ



只、狭間の者は
自分の欲の為に殺し合う












愚かなお話は此処で御終い
流された者と正義に執着する者









誰も物語の最期を知らない
誰も此の物語を知らない

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