詩。。。

□飴
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部屋を掃除したら
見つけた 君がくれた飴捨てるのもったいなくて口に含む
口に広がる あんま好きじゃない味

この味が嫌いじゃなくて君が離れて そうなってしまったみたいだ
しょーもない 君の名前繰り返す俺
んな事したって戻ってこないのに

いつものクセが出た
小さくなった飴を噛み砕く
そしてまた飴に手を伸ばす
まるで君を確かめるように

飴、全部舐めたら戻ってくるよ
君がそう言うなら
きっと1日で舐めてみせるさ
嫌いって言った味だって好きになるさ

過去の事引きずったってしゃーねぇな
頭では理解してる
だけどどうしても
掃除して捨てられない写真

何度破って捨てようとしたか
だけど君の笑顔に手が止まる
囁いた君の名前
街で会ったら避けるクセになぁ?

3個目の飴を口に含む
含む度君がはっきり見える
笑ったり悲しんだり怒ったり顔
どれも 1番 好きだっなぁ

勢いよく含んだ飴
後1つだけになった
君を忘れたくないから・・
でも、それじゃ前に進めない



最後、口に含む








ああ、綺麗な思い出だったなぁ。

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