□お酒で素直
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『ぅあ…』

「起きた?」


意識が戻ってきたのかナマエが目を開けた。なかなか起きないからつい焦ったよ…。
けれどまだちゃんと意識が戻ってないのかボーっと視点の合っていない目で俺を見ていると。


「狽、、あっ!?//」


いきなり俺に抱きついてきたナマエ。
首に腕を回されているために俺はぐんっという効果音がつきそうになるくらい引っ張られ前屈みになった、…不覚、いきなりだったから顔赤い…


『、ぅう…綱吉ぃ〜…』

「…//」


寝起きのくぐもった声を耳元で囁かれ、瞳はまどろみを含んでいて、頬は酒のせいか赤い。
そしていつもとは違う呼び方で俺の名前を言うナマエはとても、可愛くて。


「ナマエ…//」

『綱吉…綱吉ぃ〜…//だ、………き。』

「ナマエ…?よく聞こえな」


チュ、


『ん、だい、すき。』

「「「え。」」」


酔っ払っていた全員もナマエの一言に振り返る。
今…なんていった…?でもってさっき、なにやった?
唖然としている全員。抱き付いたままずっとさっきの言葉を連呼するナマエ。


『綱吉、大好きだよ…前、から、』


ナマエはそのまま意識を手放すも抱きついたまま離れない。
俺は真っ赤な顔してナマエを見つめて、そんな俺たちを見ているのは嫉妬を剥き出しにしている守護者達。
みんなナマエが好きだからなーなんてのん気に考えた後、俺は眠っているナマエの頬にキスした


「…俺もだよ、ナマエ」



恋人を手に入れたのと同時に

仲間達の嫉妬も手に入れた

そしてそれは

これからの波乱を意味していた。

まぁ別に、


負ける気はしないのだけど。


(譲りませんよ綱吉)(僕のだよ)(何言ってんだ、俺のだ)(俺のなのなー)(10代目にも譲れません)(ナマエさんは俺のですよ?ボンゴレ)(…誰にも譲る気は無いけど?)



end
酔うと何をやっても離れませんニヤニヤ←
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