魔法少女リリカルなのはstrikers ACTIVITY

□出逢いの章
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魔法少女リリカルなのはstrikers ACTIVITY

〜出逢い〜

〜次元管理局管理第77世界〜

カッシャーン!

鬱蒼と生い茂る森林、かといって日の光が完全に遮断されているわけでも無くあたりは日だまりと影が優しく包んでいた。
その森の中、ぽつんと建っているログハウスからその音は聞こえた。

?「ッ…指を切ってしまったか」

ログハウスのキッチンには一人の少女がいた。

年は十代中頃、髪は腰まで伸びていて見事な銀髪だった。顔は整っており、目は林檎のような赤、その出で立ちは気品に満ちていた。

少女は血が出ている指を口にくわえた。指をだすと傷口は跡を残さず消えていた。

少女は指を見て軽くため息をつき、窓から空を眺める。

ここは、次元管理局管理第77世界…少女は一人、この世界に住んでいた。

〜聖王教会〜
カリム「みなさん、集まってくれてありがとう」

はやて「別に大丈夫や。それよりウチら三人に直接話したいことってなんや?」

聖王教会の一室に、はやて、なのは、フェイト、カリムの4人が集まっていた。

カリム「機動六課の一年の期間が終わってそうそうなんですが…あのロストロギアが狙われていてその護衛をお願いしたいんです。」

なのは「もしかして…」

フェイト「あのロストロギアって…」

カリム「はい。最も古いロストロギア…ノスフェラトゥ…その護衛をお願いしたいんです。」


〜機動六課隊舎〜

なのは「ロストロギアの護衛かぁ〜」

フェイト「ヴィヴィオはどうするの?なのは」

なのは「う〜ん…はやてちゃん一家が預かってくれるって」

フェイト「そうなんだ。カリムの話しだとしばらく会えないね。」

なのは「ヴィヴィオ寂しがらないかな?ちょっと心配」

フェイト「きっと大丈夫だよ。あの時と比べて、ヴィヴィオたくましくなったもん」

なのは「うん。そうだよね…学校も楽しくやってるみたいだし」

なのはは、学校でのヴィヴィオを思い出して

フェイト「もしかして、なのは…寂しいの?」

なのは「にゃはは…そうかも」

フェイト「なのは…」

なのは「でも任務はフェイトちゃんとずっとずっと一緒だし寂しくないよ!」

フェイト「/////」

なのは「あっフェイトちゃん照れてる(笑)」

フェイト「///もうっ!なのはったら」

夜がふけていく

次の日の朝、六課のロビーに集まる、フェイト、なのは、はやて、ヴィヴィオ。

はやて「とりあえず任務確認や」

はやてが任務の内容を読み上げる。

はやて「高町なのは一等空尉、フェイト・T・ハラオウン執務官」

なのは「はい!」

フェイト「はい!」

はやて「二人はロストロギアの護衛を1ヶ月異世界で行ってもらいます。」

なのは「はい!」

フェイト「はい!」

はやて「それでは出動!」

なのは「はやてちゃん、ヴィヴィオ行ってくるね」

はやて「任せてや」

ヴィヴィオ「なのはママ、フェイトママ行ってらっしゃい」

フェイト「行ってきます」

なのは「ヴィヴィオいい子にしてるんだよ」

優しく笑いかける

ヴィヴィオ「うん」

二人は隊舎の前に止まっている車に乗り込んだ


〜フェイトの車〜

なのは「はやてちゃんは管理局の内通者探しかぁ」

フェイト「アコース査察官も一緒らしいね」

フェイトはハンドルをきりながら答える

なのは「そうなんだ、それなら結構動きやすいかもね」

フェイト「管理局に内通者がまたいるなんて…この前の事件もあったばっかりなのに」

JS事件を思い出す二人

なのは「だからカリムさんは信用のある私たちに依頼したんだよね」

少し険しい顔になる二人

なのは「でも異世界に移動するのに聖王教会の専用ゲートを使わなきゃ行けないなんて厳重だよね」

フェイト「きっとそれだけ危険なんだよ」

なのは「それなら護衛は私たち2人でいいのかな?一応、聖王教会を突破しないと侵入できないんだけど…」

フェイト「カリムが言うには1ヶ月の訓練だと思ってって言ってたし、私たち以外にも現地に局員とかいるんだと思うよ」

なのは「そっか、それじゃ軽く羽を伸ばそうかな しっかり護衛任務も果たすけどね」

フェイト「私もそうしようかな」

なのは「それじゃ1ヶ月頑張ろう!」

フェイト「うん。頑張ろうなのは!」
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