タンペン
□甘い甘いハロウィン
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「今日はハロウィンだからな、オレ様からのプレゼントだ」
「んぐ!?」
ありがたく受け取りな!と言って口の中に無理矢理アメをつっこんでくるシャドウ
そのまま飲み込むそうになるがなんとかそれは免れた
「無理矢理つっこまなくても…」
「いーから感謝しやがれ」
「はいはい、ありがとうございます」
そう言うと満足してシャドウはどこかに行ってしまった
口の中で転がるアメから甘い味が広がる
「何をやっているんだ、お前たちは…」
「!スペクトラ…」
呆れながらやってきたスペクトラに今日はハロウィンだって、と苦笑しながら伝える
「ハロウィンか…」
「はは、スペクトラには興味ないものだよね」
「いや、そうでもない」
「へぇ…?」
意外だな、と思っていたらスペクトラの顔が近づいてきた。ご丁寧に壁と挟んで逃げられないようにして
「トリックオアトリート、というのだったか?」
「そうだけど…スペクトラ?」
お菓子あげるから離れてくれないかな?と言うが
「いや、これでいい」
「っ///!?」
キスされたと思ったら口の中にあったアメが消えていた
「へ?あ、あの!スペクトラ!?///」
「甘いな…」
だが悪くないと言ってスペクトラは不敵に笑った
甘い甘いハロウィン
(甘く甘く)
(溶けそうなほどに)
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