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□promessa
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夢を見た

貴方が居なくなる夢

僕の手の中で真っ白な貴方が真っ赤に染まっていって、動かなくなった



『白蘭サン…、』



抱き寄せた貴方の身体を視点の定まらない儘見下ろす

初めて逢ったとき、素直に綺麗だって思った
繊細そうで、儚くて消えてしまいそう



『白蘭サン、約束は守りましたから』


『…それと、コレは僕がずっと考えてきた答え。』



貴方を殺した銃で、僕も死ぬよ



こめかみに銃口を当てて、引き金に指を添える――・・







此処までではっと目が醒めた

部屋はまだ暗く、どくん、と自分の心臓の音がやけに大きく響いていた

縋るように隣で静かに眠る相手を手探りで見つけると思い切り掻き抱いた



「……ん…正、チャン?」

ぼんやりとした意識の中で愛しい恋人の名前を呟く

無意識に背中に腕を回してくる体温が心地良い


「…貴方の夢、見てたんです」

「ふふ…、嬉しいな」


残酷にも素直に喜びを表す明るいトーンの声に苦笑する



「続き、見ないと。……おやすみなさい」


彼の暖かな胸元に顔を埋めて、静かに目を閉じた



END?
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