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かぷ…ちゅ…
「っ…ぅ、あ…」
「ん…美味しいね、君の血」
ぴちゃ…
「ひ、く…っ」
ポタ、ポタ…
「クスクス。何を泣いてるの?大丈夫、俺は君を愛してるよ」
そう言って彼女を引き寄せ親指に付いた血を舐めとる“吸血鬼”
彼女は朦朧とした意識で嬉しそうに僅かに微笑んだ。
「クス…。食事(エサ)としてだけどね
」
「――…ッ」
彼女の顔は絶望に包まれ静かに涙を流し続ける。
彼は不思議そうに彼女を見てから、涙を拭ってやりもせずに、彼女の血で喉を潤した。
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