めいん
□気付かされた想い
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「高杉先輩!」
人懐っこい笑顔を見せながらオレに走り寄ってくる。あぁ・・またか・・。
今オレにまとわり付いて話している女の名は銀。入学式に迷っているコイツを見付け、案内してやった次の日からオレにまとわり付くようになった。・・今思えばそれがいけなかったんだろう・・。
「オレは一人で居たいんだ。お前なんかどっかに行っちまえ。」
こう言うといつも傷付いたような悲しい笑顔わ向けて、
「ゴメン・・。」
一言だけ言い残して自分の教室へ戻る。だが次の日にはまたオレの教室に来てまとわり付く。
何なんだ?オレになにを求めている?意味が分からない・・。
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