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□小さな約束と大きな未来
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ある休日の日、ツナ、獄寺、山本の3人は遊ぶ約束をしていたのだが、沢田家は騒がしく、宛てもなく並盛町をフラフラとしていた


「ツナ、ランボさんも連れてけ!!」
「ランボ!?」
「アホ牛!」

「君達、何やってるの?」

ツナ達の前に現れたのは、何よりも群れを嫌うこの町の秩序
雲雀恭弥―…


「騒がしいな、咬み殺すよ」
「ラ、ランボさん、こんなやつに負けないもんね!!」
「おい、ランボ!」


ランボは恐怖からか、今は故障している筈のバズ‐カを取り出し、あろうことかその先をヒバリさんに向けて放った



ボフン、と言う音とともに、辺りは煙に包まれた
煙は徐々に晴れていき、ヒバリさんが立っていた場所には、小さな黒髪の少年が座っていた


「ヒバリさん、大丈夫ですか!?」
「?…ここ、どこぉ?」

漆黒の髪と瞳の少年
見る限り、故障したバズ‐カに当たった雲雀だろう


「これが、あの雲雀かよ?」
「ちっさくなったのな!」
「あららのら〜、ちっちゃくなっちゃったんだもんね」


皆は小さくなった雲雀をまじまじと見つめる


「なにみてるの…かみこりょすよ?
あっ、かんじゃったの…」


「「「(か、可愛い!!!)」」」

噛んだ事が恥ずかしかったのか、目尻に涙を貯めて、歯をくい縛る雲雀の姿を見たツナ、獄寺、山本は鼻から流れる赤い液体を押さえた


「何やってんだ、ツナ?」
「リボ‐ン!!」

ツナは鼻を押さえたまま、悲しそうに下を向いている雲雀を指差す


「ん?ヒバリか…?」
「だれぇ?」
「俺はリボ‐ン
ツナ、お前が責任とって、ヒバリの面倒をみろ」
「えっ、オレ?あの、ヒバリさん」
「ふぇっ、や…なのぉ!!」


ツナはリボ‐ンの“ボスならやれ”と言うような視線を受けながら、雲雀を抱き上げようとすると、雲雀は嫌だと言う様に泣きだしてしまった


「うわぁぁぁあん!!」
「ヒバリι」
「ヒバリさん;;」

困った顔をするツナ達を見たリボ‐ンは溜め息を吐き、こう言った


「仕方ない“アイツ”の所に連れていってくるぞ」



小さな約束と大きな未来


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