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□darling ergo…
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骸の訪問から1時間後。



「雲雀 恭弥!!」
「…何?もぅ、五月蝿いな」


痺れを切らした骸が、向かい側のソファに座り仕事を片付けている雲雀に向かって叫ぶ。


「僕を構いなさい、雲雀 恭弥!」

「意味が分からないよ」


盛大な溜め息をつき、仕事に戻ろうとする雲雀。


「僕を構えばいいだけの事です!」

「見て分かるでしょ?仕事が溜まってるんだ。構ってやる余裕なんてない」


「放置プレイですか?僕は好きではないのでSMに変えてくだS」

「咬み殺すよ」



雲雀から放たれる闘気(殺気)が見えたのか、今度はいじけ始める骸。


「分かりました。いいですよ、僕よりも仕事が大事なんでしょう?」


半泣き状態の骸に、雲雀は静かに口を開く。


「後で調子に乗らない、って…約束できる?」


顔を上げ、雲雀の目を無言で見つめる骸の態度を『Yes』ととり、ソファから少し腰を浮かすと軽く骸に口付けた。



「…これで満足?」


めったに見せない笑顔に、骸の脳内ボルテージは当然、急上昇する。


「クフフ♪足りないです」
「十分満足顔だけど?」


そんな冷静なツッコミを無視して、雲雀の隣へと移動する骸。


「キスだけじゃ満足できません」

「嫌だ」


途端に不機嫌になり、そっぽを向く雲雀の顔を無理矢理こちらへと向かせ、深いキスを落とす。


「Σんんっ!!///」



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