・時の色・第壱〜第弐巻・

□・時の色・第壱巻之二・
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「龍族」



天翔ける龍達が
今、ここに集い始めた。

人には馴れない
誇り高き 龍族…。

白竜は、龍の長。
集う龍達を束ねる。
長く生きてるこの龍は、
思慮深く、知恵と忍耐と力を持つ。

次に現れた 黒竜は、
邪を見張り、戦う戦士。

七色の 水晶の竜、
自在に色を変えて、天を駆け地を見張る。
人の憎悪を喰い、願いを映し出す。

青竜は、
悪しき者に使われて
己の力を閉ざしていた。
解放された今は、
警護を担う。

金竜は、子竜を従え
天翔け 人の欲を喰い、
稲妻と共にある雷竜。

銀竜は、
金竜と対の龍。欲を押さえる。
渦巻く風の 風竜。

水竜は、子竜と共にあり、人の執念を喰う。
容赦はあっても慈悲はない。
水を操つり雨を降らす。

そして、邪竜。
漆黒の闇に生きるこの竜は、
邪の化身。戦いの竜。


人を護り、
この国を守る為、
集い始めた 空の兵士達。
悪鬼を倒す為にやって来た。

創造主の御名のもと、
龍族と共に
私達は戦う。
我らは共に
神の兵士となる。
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