・剣と風の色・

□【刃の時】
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「斬血」



高千穂の地に降臨をし…。
今、幾年経つのか。

2666年…。
この年に何が関係あるのか?



血にまみれたの歴史の種族。

兄弟で殺しあい。

そして権力の奪い合い…。

毒を盛り、闇打ち…。


俺達が何をした。
役小角、聖徳太子…。
ただこの国を、
良き方向に向かわせようと
自らの、志を持って生き抜いただけなのに…。


そんなに権力が欲しいか…。

どれ程、人の血を流せば気が済むのか。

奴等が俺達を憎んだのは、力か、
それとも民衆が俺達につくからか…。
欲に群がる蟻共よ。


俺達は、
人の笑顔
ただそれを愛した…。

権力の片棒なぞ、
担ぐ気など毛頭ない。

権力と欲にまみれた頂点なぞ、
欲しくもない。



もう一度…、逢いたい…。



もう、する事はした。
お前らにやるよ。

持って行きな…。

好きにするがいい。

俺は忘れぬ。
次会う時には変えてやる。
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