◇リボーン◇

□最凶無敵の俺の守護者
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いるとは思えませんが神様、俺は毎日真面目に働いていると思います。
そりゃあ、多少文句を言ったりはしますが、それでもサボらずに一生懸命働いています。
犯罪…はわかりません。マフィアのボスなので。
でも人助けはしているし、孤児院とかに寄付もしている。
とりたてて悪いところがあるとは、どうしても思えません。
それなのに。

『おい、ダメツナ。次の会合、おまえの護衛は骸と雲雀だからな』
『はあっ?』

この仕打ちは、いくらなんでもひどすぎるんじゃないでしょうか。

















最凶無敵の俺の守護者




















ぱきり、とペン先の折れる音。
ああ、しまった。つい力をいれてしまった。
高いのに結構脆いんだよな、これ。
……そうじゃなくて。

『ごめん、リボーン。今なんて?』
『次の会合の護衛に骸と雲雀をつけるって言ったんだよ、ダメツナが』

嘘であって欲しいと願って聞き返したのに、無情すぎるよ家庭教師さま。
なんで敢えてその二人をチョイスされるんですか。

『……リボーン、確かその日は獄寺くんと山本もあいてたよね?断然二人のほうがいいと思うんだけど』
『却下だ』
『なら、骸か雲雀さん、どっちかでいいんじゃない?二人もいらないよ。あの二人の超人的な強さは知ってるでしょ』
『却下だな』
『なんでだよ!』

思わずだんっと机に両手をついて立ち上がる。
だが家庭教師さまは相変わらず革張りのソファーにふんぞり返ったままだ。

『もう決定したことだ』
『俺了承してないのに!?』
『バカ言え。俺様がいいって言ったらすべていいんだよ。黒も白になるんだよ』

そんな、なにか文句でも?みたいな顔をされても。
言ってることはめちゃくちゃだし、そもそもボスは俺!
綱吉は、がっくりとうなだれた。
一体、なにがそんなにリボーンの癪に障ったんだろう。

『あの二人、なにかしたの?』


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