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□歯車の夢。B
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ゴロゴロ…ゴロゴロ…
ゴロゴロ…ゴロゴロ…
ゴロ…買Kタッ
「買Cッタァー!!!」
今日は休日だった。
というのも、一昨日の任務での評価待ちなのだった。
問題の見られる忍びは任務に出れないのだからしかたないのだが、仕事がなければ特にする事がなくただ暇なだけだった。
子供みたいに無意味にゴロゴロ転がってみたが、テーブルの脚に背肉をぶつけてダンゴムシのように丸くなる。
「ア゛ーーヒマ!」
そう言って勢いよく上体を起こすと…
ピーンポーンッ…
「(…こんな時間ならセールかな…)」
そう決め込み、せっかく起こした上体をまた床にくつけた。
「あの人いないんじゃないの?」
何やら扉の向こう側で小話が聞こえるではないか。
「確か…休日…な」
「居留守…ない?あの…やりそーだ…」
「…そんなハズ…こら、サス…ダメだ…」
ピーンポーンッ…
ピーンポーンッピーンポーン!
ピンポピピピンポピピピーンポーンッピーンポーン!
ダンダンダンダン!!
ピーンポーン!
「はーいはいはいはーい!!」
ガチャ…
「ほら。」
「…アオ、すまない;;;」
扉を開けるとそこにはうちは兄弟がいた。
イタチの申し訳なさそうな顔に苦笑いで許すアオ。