山獄(♀有り)

□髪
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俺が風呂からあがると、最近では珍しく武がソファーに座ってた。

武が任務で全然会えなかったから凄く嬉しい。


「隼人っただいま♪」

「武…予定より早いな。」

「部下が頑張ってくれたんだよ…髪さ中学ん時とくらべたら長くなったよな!」

そう言いながら、武は俺の髪を撫でる。

俺は今、昔には考えられないくらい髪が伸びた。
武が褒めてくれは髪を切るのは勿体なくてできないんだ。


「そうだ!隼人の髪、俺が乾かすのな!」

武はドライヤーを持ってきて、俺を足の間に座らせた。

「ほんと綺麗なのなー」

そういって武は優しく、俺の髪を乾かしはじめた。

武の指がくすぐったくてそれがまた愛しい…


「よしっ完成!」

俺の髪を手でとかしながら武は言う。


「ほんとに隼人の髪ってサラサラしてて、いい色だし綺麗だよな!」


「…//」

またそんな事言うから、俺はまたこの髪を切ることができなくなったじゃねぇか!



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