お宝

□嫉妬相手は友人?!
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★★★



「・・・ちょっと・・・何これ?」
「何これ?って言われても・・・な?・・・俺も知らね。」

今は、夏休み。
応接室で俺と恭弥は向かい合わせでソファーに座っている。
その俺達の横に座っているニコニコ笑うディーノと山本。
「いやぁ〜小僧のな?おもちゃに当たっちゃったらさ〜」
「そうそう!俺達もびっくりだよな!」
俺の隣でヘラヘラと仕方ないのなー仕方ないのなーと笑うディーノの姿をしている山本とケタケタ結構筋肉あるなーと腕を捲る山本の姿をしているディーノ。

リボーンさんの弾丸によって二人は入れ代わった・・・と言う。

「あのな!だからって!」
俺は余りにも二人が今の状況にヘラヘラしているのに苛立つ。
「何だよ〜隼人〜二、三日したら戻るってよ?」
「そーゆー問題じゃない!な?恭弥!!」
「・・・僕は帰る。」
「な!どうしてだよ!恭弥!」
立ち上がる恭弥をディーノが腕を掴み引っ張る。
「ちょっと!解らないの?」
「???」
二人が小首を傾げる。
「・・・隼人・・・」
「・・・恭弥、俺も同じ気持ちだ。」
俺達の溜息に二人はまぁまぁとイタリア土産と合宿土産を俺達に渡す。


こいつらには解らないらしい。
入れ代わったとは言え・・・自分の彼氏が(見た目だが)他の女(親友だが)の隣でニコニコしてるんだぞ!
俺達はあきれて何も言えなくなった。
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