その他の日常

□愛してる
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ある夏の暑い日

ガラッ

「やっほ〜 石川!
だらけていないか!?」

井浦は元気よく教室に入ってきた

「お前…よくそんなにテンション高くしてられるな…
この暑さは嫌でもだらけるぞ…」

石川は対照的に、机に被さったような姿をしていた

「元気がないなぁ〜」

「お前が元気すぎるんだ!
まぁ、静かな秀もきめぇけどな」

「きめぇってひどくね!?」

「だまれ」

「軽く傷つく」


「あれ? 井浦もいるじゃない」

「何話してんの〜?」

「よぉ、宮村と堀」

宮村と堀が石川の席までやって来た


「石川君 飲み物買いに行かない?暑くて…」

「おぅ、いいぜ」

「カーデなんか着てるからでしょ」

「だって〜」

「まぁまぁ…
んじゃ行こうぜ」

「さみしいうら〜」

ベタベタ触りながら言ってくる井浦に

「だまれ」

と言い、チョップをくらわして教室を出た




自動販売機にて


ガコンッ

「俺りんご〜」

「あ、俺も」

俺と宮村はりんごにした

「じゃあ私は、コーヒーでいっか」

ピッ

ガコンッ

「よし、帰るか」

「そーだねー
あれ?石川君 なんでもう1個持ってるの?」

「いや、別に」

「アンタ2つ飲むの?」

「ま、まぁな…」

宮村は頭に?マークを付けているが

「暑いもんね〜」

1人で納得した

「お前の場合はカーデのせいだ」




暫くして、石川達は笑いながら教室に戻って来た


そいつなんかと居ないで、俺と居ようよ…


「秀〜」

「なんだい!?」

「ホレ」

石川が井浦に差し出したのは、冷たいりんごのジュース


「……やる」

「え!?くれんの!?マジで!?」

「いらねぇならいい
俺が2つ飲む」

「いるいる!サンキュー石川!」


プスッ

ぢゅーー

「うまー(〃▽〃)」

「そーか そりゃ良かったな」

「ありがとな」

「おぅ」


「愛してる」


「!!!///
な、なに言ってんだ てめぇは!!」

べちっ

「いてっ」




俺は君の、
その優しいとこも、
照れて怒ってるところも 全部


大好き……


いや、




心から愛してる……







-END-




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