俺達の生き方
□6,守護神[壱]
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あれからはいつもの暗流だった
「ふわぁ〜太陽があったけぇ〜」
「ちょっと暗流!布団干すんだからそこどいてよ!」
そう
暗流が今いるところは布団の上
こんなに暖かいとさぞかし気持ちが良いだろう
だがその布団は今洗濯中
「なんだ青かよ
まったりしてんのに邪魔すんな!」
「まったりぐらい余所でしてよぉ!」
邪魔をするということで家から追い出された
「なんで布団の上に乗っただけで追い出されんだよ」
凄く気に入っていたのか不機嫌の様子
家の前にいても入れないので思うがままに足を進める
「蛟竜と蟒蛇……」
[俺達はただ俺達の仕事を一つ果たしただけだ]
[これから増えることになるだろう]
仕事
これから増える
アイツ等となにか関係があるのだろうか
それとも紫佑に?
「くそっ……分かんねぇ」
昔は嫌で逃げてきた
今も嫌だ
あそこに行っても俺はいらないだけだから……
「ってなんでこんな落ち込んでんだよ俺!!」
いきなり声を出したため周りの人の注目の的
それを気にせず歩く暗流は凄い
「……暗流」
「あ?……っお前――」
…