□まるでそれは私のようで
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・gdgd
・cp要素はないです
・何が何だかわかりません
・楽しくない
・三郎が雷蔵にちょっと嫉妬
































これは罪なき身へ捧げる

私が生まれ堕ちた理由です





































―化け物が―

―消え失せろ―

























うまれた頃から

酷く毛嫌われた
































―出て行ってくれ―

―アナタはいらない子なのよ―






























産みの親までもが

私の存在を亡き者にしようとしているようだ



























嗚呼 鋭い

心の蔵を抉るようなその言葉で























いったい何回 私は死んだのだろうか

分かりたくはないが































誰か教えてくれないか

私が何者で 君が誰なのか――
























罪なき身が酷く愛おしい

望まれて生まれてきた君が――

















「……これは…罪なき身へ捧げる…産まれ堕ちた理由です」

「三郎?」

「雷蔵か…」

「どうしたの?」

「何が?」

「涙でてるよ」

「……!!」

「本に感動した?」

「いや…」

















―罪なき身が酷く愛おしい―

―純粋で望まれて生まれてきた身が―



































―嗚呼 憎い―




















(まるで今の私のようだ…と思っただけだ)

 


 

 

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