君の中へ堕ちてゆく

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やっぱり俺は、珠姫になにかを感じる。

それを上手く言葉には出来ねェし、自分でもよくわかんねェ。

家族のことを隠してんじゃねェかってのもそうだ。

それから、嘘ついてんじゃねェのかってのも。


あと一つ、珠姫の歌の裏側にある感情だ。

どんな感情があるのか、俺には其処がわからねェ。

なんとなくわかる気はしなくもないけれど。

でもそれを言葉にしろと言われたら、出来ねェ。



俺はもっと、色んなことを知らないといけねェんだ。






んできた道程



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